医療保険と生命保険の準備。あなたはできていますか?
「保険」と聞くと(なんか、付き合いでいろいろ入らされるやつでしょ?)と眉をひそめる人もいらっしゃるもしれません。いっとき売上主義の販売方法が問題になったので、そのイメージがあり敬遠する人も多いですね。
でも実は、結婚においてとても大事なことと思うのです。今回はその中でも医療保険と生命保険に特化して書いてみたいと思います。
なぜ結婚において大事なのか。一緒に保険の勉強をしてみましょう。
医療保険
まずは医療保険。入院したら入院給付金を受け取ることができる保険です。
若いうちは病気とは無縁の方が多いので、なかなか自分事ととらえる機会がなかったかもしれませんね。払込みも掛け捨てタイプが多いので、なんかもったいないな、みたいな。
でも結婚となると、自分事だけでなく家族に関わってきます。
病気や事故、ケガなどであなたが入院することになったとしましょう。もちろんその間は働けません。降って湧いた入院費用を誰が支払うのか……。配偶者、つまりあなたの妻になるお相手が支払うことになります。入院ベッド代だけを見ても1日平均5,000~10,000円くらいかかるでしょう。ちょっと負担が大きいですよね……。
そこで医療保険の登場です。事前に加入していれば、突然の出費をカバーできるわけです。
僕は健康だから
ある婚活中の男性にこのお話をしたら、こうおっしゃいました。
僕は元来健康だから、入院とかしないですよ。掛け捨てだからもったいないし!
最新がん統計
2019年のデータですが、日本人が一生のうちにがんと診断される確率が公表されました。
男性 | 65.5%(2人に1人) |
女性 | 51.2%(2人に1人) |
驚きました……いずれも2人に1人!一生のうちに入院する確率はこれだけあります。もちろんがん以外でも入院する可能性はありますから、大半の人が亡くなるまでに少なくとも1回は入院をする計算となります。
掛け捨てがもったいないから年齢が上がってから入ればいいじゃん、と思われるかもしれませんね。残念ながら同じ保険内容でも、加入年齢が若いときの方が毎月の保険料は安いのです。病気になる確率が上がる高齢者は場合によっては保険に加入できません。
何回でも受け取れる
自動車保険と違い、給付金を受け取ったからといって毎月の保険料が上がることはありません。何回でも給付金を受け取ることができるのも安心ですね。
生命保険
生命保険は「死亡」「高度障害状態」に備える保険です。
死亡はわかりやすいですよね。万が一事故や病気により亡くなったとき、家族に支払われる保険です。
ここでは「高度障害状態」の方にクローズアップしてみましょう。
みなさん、高度障害はごぞんじですか?
病気や事故、ケガなどで障害が残り終身常に介護を要する状態のことです。両眼の視力や四肢のいずれかを失った状態も含まれます。
寝たきり状態になるなど回復の見込みがなくなると、これまでのように働けません。住宅のバリアフリー化や長期療養など、あなたが亡くなるまで家族にずっと経済的負担がかかります。むしろ、死亡時よりも大変かもしれません。
あなたが働けなくなったときに、毎月決まった家族年金が支払われる家族の生活費を保障する保険です。
お相手の一生を考えて
いかがでしょうか?医療保険と生命保険がなぜ結婚において大事なのか、おわかりになりましたでしょうか。
保険は、家計の負担=お相手の負担、をなくす愛情手段なのです。
ここでご紹介したのはほんの一部です。保険会社によっていろんな商品がありますので、実際にはあなたの働き方やライフスタイルに合わせて選択するとよいでしょう。
また現在お相手が決まっていなくても大丈夫です。保険金の受取人をご両親やごきょうだいにして加入しておけばOK。ご成婚されたら受取人名義をお相手に変更しましょう。前述しましたように、年齢が若ければ若いほど保険料が安くなります。早めに検討することをおすすめしますよ。
結婚相談所でお相手選びをする際やお見合い、ご交際のときに話題にしてもいいと思います。将来のことを真剣にお話しすることはお互いとても大事です。もしサポートがほしいときは私たちラ・マリアージュ縁結びの婚活カウンセラーにぜひご相談ください。
結婚は一生。お相手を安心させるためにも、将来お金の心配をさせないためにも、医療保険と生命保険、検討をしてみてくださいね。
お相手の一生を考えた愛情のひとつです。「愛しています」の言葉と同じくらい深い愛情だと思いませんか?
おまけ
筆者は若いときから複数の医療保険と生命保険に加入していました。
そして妻へ結婚を申し込むとき、OKをもらうための最後の手段としてこの保険をアピール!
「もし僕になにかあったら君には毎月保険金が支払われるからね!将来生活に困窮することはないから」
無事OKの返事をもらいひと安心でしたが、保険証券の束をカバンに忍ばせてドキドキしたのは、今となってはいい思い出です。