婚活お役立ち情報

令和3（2021）年に国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第16回出生動向基本調査（結婚と出産に関する全国調査）」という調査があります。これは、日本の結婚と夫婦出生力の動向やそれらの背景について定期的におこなう調査で、独身者調査と夫婦調査から構成されます。

独身者調査のなかにこんな項目があったので今日はご紹介してみたいと思います。

ずばり、

「結婚相手に求める条件」

です！

さあ、それぞれ結婚相手にどんなことを求めているのでしょうか。ちょっとドキドキしますね。

女性が相手の男性に求める条件

ごらんのように、結婚相手に求める条件として重視するものは、男女とも「人柄」に次いで「家事・育児の能力や姿勢」「仕事への理解と協力」でした。

では女性が相手の男性に求める条件をもう少しくわしく見てみましょう。比較しやすいように上記のグラフを表にまとめてみました。

女性では 7 割が相手の「家事・育児の能力や姿勢」を重視していることがわかります（太字参照）！突出していますね。

つまり、女性が相手の男性を選ぶとき「家事・育児の能力や姿勢」があるかどうかは重要なファクターである、ということです。

家事の能力や姿勢

育児については、子育て経験のない今の段階では、具体的にどんな能力があるのか未知な部分ではあるので、ここからは「家事」に絞って書いてみます。

突然ですがここで、婚活中の男性のみなさんに質問です！

家事、できますか？

家事、できますか？

ここで「僕、超得意です！」という方はこのブログから離脱してもらって大丈夫です。家事全般をこなせるなんて、すごい！おそらく引く手あまたでしょう。

「……だいたいできますけど、料理だけは苦手」
「……えっと、洗濯とかくらいなら」
「……実家暮らしだったので、その、できません」

多くの方がこんな感じではないでしょうか。

「求められているのはわかるけど、そんなに完璧にできないよ……」

完璧にできる男性っている？

実際、完璧にできる男性っているのでしょうか。

弊相談所の経験則では、

おられません。

結婚前から完璧にこなせる男性なんておられません。思い返してみても会員さんでお会いしたことも少ないですね。

ほとんどの人は結婚してからやれるようになったのです。

家事への姿勢が大事

求める条件として「家事の能力や姿勢」とありますが、一番大事なのは能力ではなく「姿勢」だと思っています。結婚したらふたりで家事・育児を協力してやろう、という姿勢です。

つまり、婚活中はもちろん結婚してからも努力する姿勢を持つことが大切です。だから、今家事が能力的にできなくとも心配いりませんよ。

家事とひとくちに言っても、さまざまな内容があります。料理、掃除、洗濯が一般的ですが、細かく分けるとめちゃくちゃあります。

• 食材・日用品の買い出し
• 調理器具・食器を洗う
• ゴミ捨て
• 風呂掃除
• 玄関の掃き掃除
• 洗濯物をたたんで収納する
• アイロンがけ

などなど挙げるとキリがない！まだまだある。

とてもひとりでこなすのは大変。夫婦になると、お互い補って生活します。「僕は掃除が得意だからやるよ」「料理は私にまかせて」とかね。分担方法は夫婦によってそれぞれ。自分たちの生活スタイルやお互いのスキルを考慮して、結婚してから決めていきます。

固定観念にとらわれないようにしよう

婚活中の男性の中には、

（求められる条件の上位だから、なんとか家事ができるようにならないと……！）

そんなふうに固定観念にとらわれてしまう方も少なくありません。でも大丈夫。家事ができるから結婚できるわけではありません。家事をする、という姿勢を持つことが結婚への近道と思います。

まずは、たくさんある中から自分にできそうな項目から少しずつやってみましょう。勝手に苦手かなと思い込んでいたけどやってみたらけっこう自分の性格に向いていたり、逆に思ったほどできなかったりすることがわかるかも。

余談ですが、筆者は洗濯が好きになりました。独身時代は自分だけだったので、ただただ洗っていただけでしたが、結婚すると家族がきれいに気持ちよく着られるように、と謎の家族愛というドーパミンがドバドバ出てどんどん洗濯にハマっていきました。今では洗いあがりのよい洗剤のチョイスから洗濯機の設定まで念入りです。不思議なものですね。

お相手選びでは

最後に、結婚相談所でのお相手選びについて。

いわゆる一般論にとらわれすぎてしまって、男性は家事ができないと結婚できない、という固定観念にとらわれすぎないようにしましょう。

たとえば、もしどうしても料理が苦手だったら、料理好きな女性を選べばいい。その女性がもし掃除が苦手なら、あなたがやってあげればいい。

夫婦とは生活の補い合いです。自分のできることできないことを表明した上でお見合い相手を選ぶ。それもお相手選びです。