男性の育児参加が増えてきましたね。街でも若いお父さんがひとりでベビーカーを押しているのをよく見かけるようになりました。先日も電車で抱っこひもの赤ちゃんをあやしているのを見てほほえましかったなぁ。
自分も結婚したら子どもがほしい！という婚活中の男性が増えています。
ただ、不安を感じる人も多いようです。
ちゃんと子育てができるだろうか……
もし子どもができても、自分にちゃんと子育てができるだろうか……。
メディアでは子育ての大変さをクローズアップした映像や記事があふれています。はたして自分はちゃんとできるのだろうか。まわりを見渡せば、育児参加に戸惑っていたり、がんばっているんだけど奥さんに戦力外通告を受けたりと、なかなか苦労している友人もちらほら。そんなお悩みを耳にします。
確かに、子育ての大変さはよく語られるけど、楽しさの話題は少ないよなぁ、と筆者も思いました。
じゃあ、需要はあるかも、と今では趣味が「子どもの世話」になってしまった筆者が、そんな男性のみなさんへ、ちょっとしたコツを教えたいと思います。大変さをはるかに上回るほど楽しいことはいっぱいあるのですよ。
前もって言っておきますが、子育ての専門家でも保育士の資格を持っているわけではありませんので、あしからず。完全に個人的視点です。これから書くことがまったくもって的外れな「共感できんわ」という内容だったらごめんなさい。軽く読んでもらえれば幸いです。
それではよく耳にする男性のお悩みの声を中心に書いていきたいと思います。
いきなりオムツ替え……ムリ
子育て、というと、
オムツ替え
↓
ミルク
↓
寝かしつけ
のループ、そしてお風呂……。いきなり全部をこなすのは正直キツそうですね。ただでさえ扱うのはおっかなびっくりな赤ちゃん。やったこともないのにムリかもです。ちなみに筆者の場合は最初オムツのウンチに抵抗がありました。（指についたら、わぁー、ってなっていました）
話を聞いていると、ここで挫折する男性が多い気がします。（マジか、こんなのが毎日続くのか……）と。
頭では、やらなきゃ！、とわかっているんだけど、慣れないものは慣れない。なかなかうまくいかないし、相手はほぼ初めて触る「生き物」だし、泣いてばっかりだし。そりゃ奥さんに任せて逃げたくもなります。
でも思うんです。育児参加って、いきなり赤ちゃんの世話、でなくともいいのではないか、と。
危なっかしい手つきでいきなり全部の世話をするのではなく、少しずつ覚えてやっていく。それまでは奥さんに頼ってもいいと思うのです。病院で産んでこのかた毎日世話をしてきた奥さんのほうが断然上手だと思いますし。
だから、まずは「できること」からやったらいいのでは、と。
家事をやるのも立派な子育て
赤ちゃんの世話だけが子育て、とよく語られがちですが、実は「家事」これをやるのも立派な子育てだと思います。
赤ちゃんをお風呂に入れるにはバスタブを洗わねばならないし、着替えさせる服は毎日洗濯しないといけません。ミルクや離乳食をあげれば瓶や皿が汚れます。さらに埃だらけの部屋だと赤ちゃんの衛生上よくないですよね。
だから「風呂掃除」「洗濯」「食器洗い」「掃除機」全部大事なこと。もし料理男子ならごはんを作るのもやったら、なおいいですね。赤ちゃんはもちろん家族が生活する上で「家事」は欠かせません。
ね！ここからならできそうじゃないですか？
そばにいるだけでGood！
あと大事なのは奥さんと赤ちゃんの「そばにいること」。子育てをしているとですね、夫婦のお互いのちょっとしたヘルプがすごく助かります。
いきなりミルクを吐いて床が汚れた、とか、奥さんが手を離せないときに泣き出した、とか。いろいろです。ほんのちょっとしたときにふたりいるのはストレスも減るしお互い安心感があるものです。
だから、そばにいるだけでGood！すぐ手助けができます。そしてお互い交代でやれるから、24時間ずっとひとりで育児、ってわけじゃありません。いてくれるだけでお互い助かることは本当に多いのです。
毎日そばにいればそのうち一日のルーチンもわかってきて、母乳をあげる以外はたいがいできるようになります。大丈夫！筆者もあんなに抵抗があったウンチを、いつの間にか素手で余裕で扱えるようになったから、みなさんもいけます！
続けるコツ
ここからはちょっとしたコツというかアドバイスです。例にもれず筆者目線です。
お相手と自分の「やった量」を天秤にかけない
よく世話と家事を「分担制」にする夫婦がいらっしゃいますが、あれはやめたほうがいいと思います（繰り返しますが個人的意見ですｗ）。
なぜなら（あれ？部屋の掃除、妻の担当なのに、全然やってないんじゃない？）とかお相手のあらを探すようになっちゃうから。自分はがんばっているのに、となぜか夫婦間で比較するようになってしまうからです。
「育児も家事も全部、俺がやってやるぜ！」くらいがちょうどいいと思います。とはいっても現実的にひとりで全部は難しいので「今日の洗濯は私がやっておくね」とか自然と分担になります。
そして数年後に振り返って「君はがんばったよね！」「ううん、〇〇くんもあのときすごくがんばってくれたよね！」と夫婦でいい思い出になりますよ。
自分の時間がない……
これも多いのではないでしょうか。育児に追われてゆっくりしたり趣味にかける「自分の時間がない……」友人に誘われて飲みに行ったり遊びに行きたいんだけど、もし行けば妻に何を言われるか……ﾌﾞﾙｯ。そう考えると出かけられなくてストレスが溜まっていく。子どもが産まれた友人が遊びの誘いを断り始めるのも、時間がない、のが大きな理由でしょう。
でもこれ、言い換えれば、奥さんも時間がない、のです。実はこれの解決方法は簡単です。
子どもとふたりだけで一日過ごして、奥さんに自由な時間を持ってもらう
たったこれだけです。だんだんと世話に慣れてきたら、一日半日くらいは余裕で赤ちゃんとふたりで過ごせるようになります。ここに男女差はないのです。すると、
自分も遊びに行ける
のです。思う存分。
奥さんが不平不満を抱くのは「あなただけ遊んで！」です。フィフティフィフティでお互いがワンオペする日を作ればお互い自分の時間が持てますよ。
ちなみに、わが家の場合、妻はカープの試合に、筆者はサンフレッチェの試合観戦にまでそれぞれ行けてしまうくらいでした。そのほか、土曜は私が娘と終日過ごして、反対に日曜は妻が娘と過ごして。こうなるともう自分の時間だらけです。
楽しさ満載の子育て
今回は、もし子どもができても、自分にちゃんと子育てができるだろうか……。という不安についてお答えしてみました。いかがだったでしょうか？
昨今は、子育てをしないといけない、と過度な社会の期待に不安を持っている男性も多いと聞きます。それならば子どもはいらないかな、とか、ついつい考えてしまうかもしれません。
でも、実は大変さをはるかに上回るほど楽しいことがいっぱいある子育て。筆者の経験からいってもがむしゃらにやっていたのは最初の1年間くらいですかね。幼児の期間はあっという間ですし、小学校高学年になり中学校に上がればそのうち父親とふたりで遊ぶなんてだんだんと少なくなっていくでしょう。永遠に続くわけでもありません。
ということで、子育ての不安を解消するコツでした。「風呂掃除」「洗濯」「食器洗い」「掃除機」など、できることをやることから始めてみたらいいですよ。
ちょっとでもお伝えできたならうれしいです！
